2002年12月12日
関係団体各位
報告
「市民の力が遺伝子組み換えイネ開発を止めました」ことを受け、

遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
代表 天笠 啓祐
モンサント社が愛知県農業総合試験場と共同開発してきた「遺伝子組み換え除草剤耐性稲『祭り晴』」をストップさせたことは、全国のみなさんの運動の成果です。
2002年12月5日に開かれた愛知県議会で、この除草剤耐性稲『祭り晴』の開発が中止されることが明らかになったことを受け、12月12日、『祭り晴』の商品化断念を明確化させるために、キャンペーンでは、モンサント社に緊急に申し入れを行いました。(別紙)
モンサント社は農薬部門を日産化学に売却し、大幅なリストラを行ったため、港区三田の森ビルから、銀座に移転していました。(1階にパチンコ屋が入っているビル。明らかに格落ちのビルです。
中もずいぶん狭くなったようです。)
申し入れを受け取ったのはPR部門として新設されたパブリック・アフェアーズ部部長の上羽場憲治氏と同部バイオ作物情報室室長の坂本智美氏。山根精一郎氏は社長業に選任しているようです。
冒頭、天笠代表が、申し入れを読み上げ、質疑に入りました。今回の愛知県の研究中止、商品化断念については、
「愛知県の意向については事前に承知している。来年3月31日までは契約があるので、社内で色々なことを話して、決めていく。「祭り晴」については愛知県の所有なので、愛知県がやらないと言えば、申請はできない。これまで、すぐにでも商品化されそうなことが言われていたが、遺伝子組み換え技術はたいへんであり、あと数年はかかる。筑波のモンサントの隔離圃場で行っているM202については、研究開発のプロトコールで、今後どうなるかはまだわかっていない。消費者の調査をしているが、『わからないから不安、主食の米には・・という嫌悪感でこうなったのかと思う。技術開発はイネにはいかなくても、新技術の研究、開発は続けていく。特許の関係は商品化時点の問題であり、特許申請する段階ではない」とのことでした。イネについては、腰が引けている様子がまざまざと表れていました。
バイオ作物懇話会(長友勝利代表)については、長友氏の依頼を受けて「栽培試験を」ということで、種子と除草剤を提供してよいかは迷った。安全性などについてはすべてクリアしているが、どうなのかと、社内で何度も協議した。播種には立ち会い、流出はまずいので、種子の管理は記録し、しっかりやっている。約束事(覚え書)は守ってもらうし、報告はもらっている。
先日の(8月9日)谷和原村では、ちょうどSTAFFも同じ日に説明をするということで、「モンサント社も説明に来い」ということで、同時期に行き、結構人が集まっていた。その人たちは、「技術的にはすばらしいが、栽培は難しい」というのが感想のようだった。自殖性植物なので交雑の可能性は無いと思うが、「大豆畑が隣にあるときは植えない、とか、何メートル離せとかは言っている」
GM小麦については、「試験は完了し、データを提出しようと整理している段階。最近は認可を得るのが厳しくなってきた」
とのことでした。
同日、午前11時半より、農水省内の農政記者クラブにて記者会見、農水記者クラブにて資料提供を行いました。急な申し入れで、関係団体のみなさまには事後報告となりましたことをお詫び申し上げます。
(文責 古賀真子)
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