遺伝子組み換え小麦の申請を却下するよう求める
2004年3月23日


 日本の消費者は、GM食品に反対してきました。反対の意思を実現するために、多くの個人・団体が共同で作った組織が、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンです。私たちは、最初、GM食品が表示のないまま流通し始めたことに懸念をもち、消費者の知る権利、選ぶ権利を求めて取り組み、不十分ながら表示させることに成功しました。
 さらには、農業生産者に働きかけて国内作付けを阻止してきました。現在まで日本国内で栽培され収穫に至ったGM作物は皆無です。

 また、モンサント社が進めていた遺伝子組み換え稲の栽培実験を止め、開発を中止させました。さらには、国内で開発してきたGM稲の栽培実験も中止させてきました。その結果、日本の民間企業はすべてGM食品の開発から撤退しました。私たちの取り組みが、日本国内での開発を止めてきました。
 しかし、米国・カナダで栽培され、輸出されるGM作物に関しては、これまで止めることができませんでした。そのため大豆、トウモロコシ、ナタネ、綿が日本市場に入ってきています。それでも豆腐や味噌などのように加工度の低い食品に関しては、表示が行われるため、GM作物を排除させてきました。
 今回、米国・カナダ両国でモンサント社のGM小麦が申請され、承認される可能性が出てきました。小麦は貴国の消費者だけでなく、私たち日本の消費者にとっても大切な主食の一つです。パン、ウドン、お菓子など多数の食品に用いられています。もし栽培されれば、日本に入ってくることになります。

 いま、日本の消費者の間で、GM小麦に反対する声が広がっています。その声を貴国政府に「団体署名」という形で提出します。現在、製粉業者や流通団体、パン屋さんなど小麦を取り扱う企業などに働きかけ、GM小麦反対の声を広げてきました。今回は、製粉業界の反対の意思表示も携えてきました。
 もし貴国政府がGM小麦を承認し、栽培・収穫に至れば、私たちは不買運動を展開せざるを得ません。それについては製粉業界も同意しています。それはこれまで長年かけて築き上げてきた両国の関係にとっても不幸なことです。
 今後とも、両国の市民が良好な関係を維持できるよう、GM小麦を承認しないよう求めます。

遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン <no-gmo@jca.apc.org>


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