2004年6月1日

日本モンサント株式会社
山根 精一郎 様


           遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン代表  天笠 啓祐

除草剤耐性大豆の栽培実験についての説明会開催要請


 貴社は、ラウンドアップ・レディー・大豆(除草剤耐性組換え大豆)の栽培実験を茨城県稲敷郡河内町の河内研究農場で行なうと発表されました。とくに今回の栽培実験は、6月上旬の種まきから12月の収穫まで、日本での商業栽培をめざして慣行栽培との比較試験を行なうなど、これまでにない重要な内容を含んでいます。ところが、日時が切迫しているのに、周辺住民への事前説明会が計画されていません。

 この研究農場のある河内町周辺には、大規模な大豆栽培農家が多く、私たち遺伝子組換え食品いらない!キャンペーンの呼びかけで数年前から実施している県南農民組合大豆畑トラスト(100e)も、この一帯にあります。周辺の大豆畑への風による組み換え大豆の花粉の飛散、昆虫などによる交雑の心配もあり、地元の栽培農家や安全な非組み換え国産大豆を契約している消費者にも不安が高まっています。

 平成14年11月21日、農水省農林水産技術会議事務局技術安全課長と生産局農産振興課長の連名で貴社宛てにも「組み換え大豆を栽培する場合の留意点について」との通知が出され、「事前に周辺地域,住民の理解を十分に得ること」としています。この趣旨から言っても地元説明会を早急に開くべきです。さらに今年2月に施行されたカルタヘナ議定書に基づく国内法でも「広く国民の意見聴取」を明記しています。

 すでにシンジェンタ シード社、デュボン社、ダウ・ケミカル社などは、第一種使用規定承認の「実験指針」にもとづき説明会を開いています。バイオ開発では先進的な企業であるはずの貴社は、その社会的責任においても今回の栽培実験ついて、周辺地域の自治体、住民,関係者に対して、詳細な説明会(隔離ほ場の見学を含め)を早急に開いて下さるよう強く要請いたします。 以上。

 

(連絡先)遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
東京都新宿区早稲田町75 日研ビル2階
рO3−5155−4756・FAX03−5155−4767


戻る