2004年6月23日

全国農業協同組合連合会
代表理事理事長
田林 聰様


           遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン代表  天笠 啓祐

遺伝子組み換えスギ花粉症イネなど、
遺伝子組み換え作物に関する話し合いの申し入れ


 拝啓
 貴会ますますご清栄のこと、お喜び申し上げます。
 さて、貴会は、神奈川県平塚市にある営農・技術センターで予定されていた、遺伝子組み換え(GM)花粉症イネの圃場実験を中止されました。多くの消費者がこの中止を好意をもって受け止めました。しかし、温室実験は継続し、将来的には商品化する方向も崩していないことについては、大変失望しています。また貴会は、以前に、ヒトラクトフェリン遺伝子導入イネの共同開発も手がけられるなど、GM作物開発には積極的にかかわってこられました。

 ご承知のように、日本だけでなく、世界的な規模で生産者・消費者の間でGM作物は否定的に評価されています。日本でのGMイネ開発に関しては、愛知県、岩手県など自治体の農業試験場が相次いで撤退、民間企業の多くも撤退しています。

 GM小麦に関しても、私たちは今春、414団体、120万余の消費者の署名を携えて米国・カナダに行き、モンサント社の小麦開発を中止に追い込みました。もちろん世界の消費者が声を一つにして反対した結果ですが、日本の消費者の声が決定打となったことは事実です。

 私たちは貴会がずっと掲げてこられた、日本の農業を守り、食の安全・安心を守ろうとする姿勢に強く共感してきましたし、私たち消費者運動と同じ立場であると、心強く思ってきました。また、多くの場面で共に行動することも多く、今後もそのようにあって欲しいと、心より願っております。
 しかし、GM作物の開発の姿勢をとりつづける限り、消費者の心が離れていくことは必至です。そこにとどまらず、やがて貴会と消費者が衝突する事態になることも考えられます。それを回避するために、話し合いを申し入れます。

 最後になりましたが、今後とも生産者と消費者が手を携えて日本の農業を発展させ、安全・安心の食生活を守っていくことが、私たちの心からの願いであることを申し添えます。
 ご多忙中恐縮ですが、来る7月1日までにご回答いただきますようお願いいたします。

敬具

(連絡先)遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
東京都新宿区早稲田町75 日研ビル2階
рO3−5155−4756・FAX03−5155−4767


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