1980年に、米国で初めて改造生物が特許として認められました。それでも1995年にWTO(世界貿易機関)が造られるまで、その米国を例外として、生命が特許として認められることはありませんでした。
貿易の促進と自由化を掲げWTOがつくられ、特許G7(先進国特許庁長官会議)が始まり、その流れはいっぺんに変わりました。改造した生命が特許として認められたばかりか、遺伝子までも特許として認められるようになったのです。その結果、特許化した遺伝子を導入して改造した生命もまた特許となり、生命が特定の企業の独占物となっていっていったのです。
特許は工業製品の発明品に与えられる権利です。生命は工業製品ではありません。現在の社会をむしばむ市場経済の論理が、生命の私物化・商品化を推し進め、改造を進めています。すでに遺伝子組み換え食品では、その影響が深刻になっており、モンサント社など多国籍企業による種子支配が進んでいます。さらにこのまま生命操作・生命改造が野放しのままになると、人間を含めた自然界に大きな異変が生じ、優生思想の台頭など社会的な影響も大きなものがあります。
遺伝子組み換えを軸とした生命改造を加速させている生命特許を正面に掲げた、日本で初めてのシンポジウムを開催します。ぜひ多数の方々に参加いただきたいと思います。 |