国内ビールメーカーへの「ビール用コーンスターチに関する公開質問状」回答結果

 日本のビールメーカーの多くはトウモロコシから作られるコーンスターチをビールの副原料として使用しており、現在は非GMトウモロコシから作られるコーンスターチ、いわゆる非GMコーンスターチを使っています。
 しかし、世界最大のトウモロコシ生産国、アメリカで遺伝子組み換え(GM)トウモロコシの作付面積が拡大する中、非GMトウモロコシの入手は年を追うごとに困難になっています。
 そこで、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンは大手ビール会社6社に「ビール用コーンスターチに関する公開質問状」を送り、非GMコーンスターチ使用に対する各社の考えを聞きました。以下、質問内容と各社の回答を紹介します。

2009年6月26日

遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
代表 天笠啓祐


ビール用コーンスターチに関する公開質問状

 私たちは、遺伝子組み換え食品の安全性に対して疑問を持ち、できるだけ遺伝子組み換え食品を避けたいと考えている市民・生産者・消費者です。
 昨年7月に、ビール会社各社にNON-GMコーンスターチについての質問状を出しました。その結果、各社から「GMコーンスターチは現在使っていない、また、今後もGMコーンスターチを使う予定はない」という嬉しい回答をいただきました。
 しかし、その後も、米国からは非組み換えトウモロコシがますます手に入らなくなっているという情報を耳にしております。
 そこで、今後もNON-GMコーンスターチ使用継続を願って、改めて各社の姿勢をお聞きしたいと思い、質問させていただきます。お忙しいところ恐縮ですが、7月10日までにご回答下さい。

質問1  御社では、昨年7月の質問状では、ビールにGMコーンスターチは使用しないという回答をいただきました。現在もGMコーンスターチをビールに使用していませんか。使用し始めたということであればいつからですか。

質問2  現在使っていないとすると、この方針は堅持する予定ですか。また、その理由を教えてください。

質問3  もし、使う予定がある場合、いつからですか。

質問4  もし、使う予定がある場合、消費者が選択できるように表示する予定はありますか。もし表示しないとするとそれはなぜですか。


ビール用コーンスターチに関する公開質問状への回答一覧(回答順、原文のまま掲載)

質問1 質問2 質問3 質問4
アサヒビール 使用しておりません。 使用する予定はありません。 質問3、質問4につきましては、使用する予定はありませんので、該当いたしません。
サッポロビール 弊社ビールには使用しておりません。 現在の環境では使用する予定はありません。 今後も方針を変える予定はありません。 今後も関連法規遵守に努めてまいります。
オリオンビール GMは使用しておりません。現在も弊社は、ビール・発泡酒類にコーングリッツやコーンスターチ、更にはとうもろこしを原料とした糖類を副原料として使用しておりますが、全てnon-GM(非遺伝子組み換え品)を使用しております。 昨今の情勢によりGM商品使用の動きが高まりつつある中、弊社としては現在GM品を使用する予定はありませんし、この方針は堅持する予定です。その理由は、安全が完全に確認されていない事、仮に使用した場合、現段階では消費者の不安感や抵抗感が強く、受け入れられないと考えられる為です。 予定はありません。 もし仮に使用せざるをえなくなった場合、表示する予定です。ただし、ビール業界(酒造組合)との連携も必要と考えます。
キリンビール 現在も使用しておりません。 現在も使用しておりませんし、現時点で変更する予定はございません。 2と同様でございます。 2と同様でございます。
サントリービール 弊社「ビール」には、コーンスターチを使用しておりません。 使用する予定はありません。

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