2001年4月20日

農水大臣 谷 津  義 男  殿

遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
代表  天笠 啓祐


国内作付け予定のトウモロコシの種子につい
ての検査の要望他緊急申入れ

 米国農務省と種子業界が3月1日、今年度作付け用の種子にスターリンクの汚染かのあることを発表して以降、トウモロコシの種子に対する生産者、消費者の不安は高まっています。日本で売られているコーン(飼料、食用)種子のほとんどは、米国で生産されています。今年すでに作付けが終わった地域もありますが、大方、作付け時期が間近に迫った現時点において、これら、スターリンクによる汚染された種子を栽培すると、汚染が広がる可能性が非常に高いと考えられます。また、スターリンクに限らず、未承認の品種が入っている可能性も高く、遺伝子組み換え作物が日本で作付けされることに対する不安非常に高いと言わざるを得ません。農薬や化学肥料を排除して栽培された有機農作物にも遺伝子組み換えのものが混入することで、有機の範囲がはずれる結果も予測され、「より安全なものをと」努力してきた、生産者、ひいては消費者を大きく欺く行為となります。以下の点について、緊急に申し入れます。

1.国内作付けの、米国産のトウモロコシ種子について、現在市販されているもの、今後輸入するものも含めて、広い範囲で、直ちに検査をおこない、この結果を情報公開すること。また、水際でのチェック体制を整えること。

2.早急に、種子の表示を法的義務化し、生産者、消費者の選択の自由を保障すること。

3.種子については、混入率について、5%以下を「非組み換え」とするなどという、ルーズな表示ではなく、0%をもって、「非組み換え」と認めること。

4.輸入業者に保証書の添付を義務づけさせ、組み換え体が入っていないことを表示させること。これに違反した場合は当該業者間の問題にとどめるのではなく、農水省として、表示を信頼して、混入種子を買い付け、作付けした者が、輸入業者に対して損害賠償等をする場合に、最大限の援助を行うこと。最終的には、輸出国に対する補償を、農水省として要求すること。

5.これらの汚染種子が日本国内に持ち込まれ、作付けされた場合は、農水省の権限で、刈り取り、種子の回収(買い取り)等を行うことを緊急に通達として出すこと。

6.意図せざる混入について、早急に検討し、これに伴う全ての損害に対する補償と対処について決定すること。

7.世界的に、非汚染地域からの、代替品の供給を早急に確保すること。

8.在来種の保護と保存に、農水省として積極的な保護をすること。

以上


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