2001年6月1日
厚生労働大臣
坂口 力 殿
遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
代表 天笠 啓祐
安全未確認の遺伝子組み換えじゃがいもの調査結果に関する申し入れと公開質問状
冠省 貴省は、平成13年5月24日に、ハウス食品が市販しているスナック菓子(商品名「オー・ザック」炭焼きしょうゆ味2件、あっさり塩味1件)から安全性未審査の遺伝子組み換えじゃがいも「ニューリーフプラス」が検出されたとの調査結果を報道発表されました。このことで、私たちがスターリンク事件で、繰り返し警告してきたように、米国やカナダで作付けされた組み換え作物は、貴省や農水省が認可するしないにかかわらず、日本に入って来てしまうことが再度明らかになりました。米国での分離流通がきちんと行われていないことに加えて、花粉の飛散などによって遺伝子汚染が拡大し、「組み換え」「非組み換え」の分離が不可能となっているからだと考えます。今回ハウス食品は「輸入先から、遺伝子組み換えではない」という証明書をもらっているということであり、輸入時のチェックが機能していないことは明白であり、深刻な事態と言わざるを得ません。以下の点について申し入れと質問をいたします。
ご多忙のところ恐縮ですが、来る6月11日までに文書にてご回答いただきますようお願い申し上げます。
記
申し入れ
1.今回の検査で検出されたハウス食品のスナック菓子の原料である、じゃがいもの粉末が、米国の作付け現場から食品に加工されるまで、どのような経路で入ってきたのか追跡調査をしてその結果を公表してください。
2.今回検出されたものと同一時期に輸入された未承認遺伝子組み換えじゃがいも原料は、ハウス食品以外の食品にも混入している可能性が高いと思われます。輸入ルートをたどって調査の上、市場から排除してください。
3.今回の未承認遺伝子組み換えじゃがいもを開発したモンサント社、輸入商社などの責任を明らかにして、適切な処分をしてください。
4.じゃがいものように、自給率が高く、成長期の子どもが食べる確率の高いスナック菓子の原料については、非組み換えの国内産を使うべきことを、食品会社に指導してください。
5.平成13年3月27日の貴省が各都道府県あてに出された、「組み換えDNA技術応用食品の検査方法について」の内容および、今回の検査結果から明らかなように、貴 省における検査技術も格段の進歩をされており、検知できる対象は飛躍的に増えているはずです。承認・未承認にかかわらず、遺伝子組み換えでないものを求める大多数の消費者の選択の権利を守るための、遺伝子組み換えかどうかの表示は十分可能なはずです。現在の表示制度は、組み換えでないと誤認させるものでしかなく、早急にすべての食品について全面表示を求めます。
公開質問
1.今回の検査は、じゃがいもだけをされたのですか。今回選択した対象はどのような基準で選ばれ、どのような検査方法で行われましたか。
2.今回の検査の目的はなんでしたか。今後どのようなものを検査される予定ですか。
3.日本で未承認で外国で作付け、承認されている遺伝子組み換え作物の種類、数を教えてください。
4.今回の検査の結果から、検疫や水際での検査態勢をどのように改善される予定ですか。
以上
(連絡先)
東京都目黒区目黒本町1−10−16
遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン事務局
電話03(5794)6861