醤油の遺伝子組み換え表示についての公開質問状

2015年4月16日

キッコーマン食品株式会社
代表取締役社長 堀切功章様

遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
代表 天笠啓祐

醤油の遺伝子組み換え表示についての公開質問状

 私たちは、遺伝子組み換え食品に対して疑問をもちできるだけ避けたいと考え、全国の消費者、生産者、流通業者とともに、表示を求める運動など様々な活動を行っている団体です。

 現在の遺伝子組み換え表示基準では、醤油や油には表示義務がありません。

 私たちが市場で調査をしましたところ、下記のように貴社の醤油には「遺伝子組み換えでない」という表示がありました。

 キッコーマン 濃い口しょうゆ 原材料 脱脂加工大豆(遺伝子組み換えでない)

 キッコーマン しぼりたて生しょうゆ 原材料 脱脂加工大豆(遺伝子組み換えでない)

 これは、私たち消費者にとってはとても嬉しいことです。

 今般、日本政府は新しい食品表示制度を策定しました。しかし、遺伝子組み換え食品の表示基準の見直しはまだ先のようです。私たちは、これまでも「EU並みにすべての食品に表示を」と日本政府に対して要請してきましたが、今後も継続して要求していきます。そのための参考にと思い、以下のような質問をさせていただきます。

 お忙しいところ申し訳ありませんが、4月30日までにご回答をお願いいたします。

質問1、脱脂加工大豆は、日本で丸大豆から作られたものですか。そのうち、国産大豆の割合はどのくらいでしょうか

質問2、脱脂加工大豆は輸入されたものですか。輸入品だとしますと、輸入先はどちらですか

質問3、醤油は作られた製品から、組み換えた遺伝子やたんぱく質が検出しないため、遺伝子組み換え義務表示からはずされました。どのような形で、「遺伝子組み換えでない」ことを保証しているのでしょうか。

以上