遺伝子操作ジャガイモについての公開質問状(ポテトチップスメーカー)

2017年11月1日

カルビー株式会社様
株式会社湖池屋様
ヤマザキビスケット株式会社様
ハウス食品グループ本社株式会社様
山芳製菓株式会社様
有限会社菊水堂様

遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
代表 天笠啓祐

遺伝子操作ジャガイモについて公開質問状

 

 私たちは、遺伝子組み換え食品に対して疑問をもちできるだけ避けたいと考え、全国の消費者、生産者、流通業者とともに、表示を求める運動など様々な活動を行っている団体です。

 すでにご承知のことと存じますが、厚労省が7月20日に、新しい遺伝子操作作物である「RNA干渉ジャガイモ」を安全と評価し、食品として流通することを承認しました。さらに7月27日には農水省がこのジャガイモの飼料としての使用を承認しました。

 このジャガイモは、米国シンプロット社が開発し、すでに米国では栽培され、流通しています。遺伝子の働きを壊し、発がん物質のアクリルアミドを低減するとともに、打撲により黒く変色するのを抑えることを目的に開発されました。しかし、RNA干渉法は、遺伝子の働きを壊すことから、多くの科学者が安全性に疑問を示しています。

 また、このジャガイモは、カルタヘナ法に基づく生物多様性への影響評価が行われていないため、国内での栽培を目指したものではなく、輸入を目的にしています。そのためフライドポテトやポテトチップとして使用される可能性が大きいと見られています。そこで貴社に対して、次の質問をさせていただきます。

 お忙しいところ申し訳ありませんが、11月30日までに文書にて回答をお願いいたします。

1、貴社のポテトチップなどジャガイモ製品に、このシンプロット社のRNA干渉ジャガイモを使用する予定ですか?

2、もし使用する場合は、その理由をお答えください。

3、現在、国産ジャガイモを使用していますか、それとも輸入ジャガイモを使用していますか?

4、輸入ジャガイモを使用している場合、その理由をお聞かせください。

以上