日本各地で、海外から輸入した遺伝子組み換え(GM)ナタネが自生しています。自生は、輸入港や輸送道路だけでなく、住宅地でも確認されています。

GMナタネ汚染の実態を知らせるとともにGM汚染の拡大を防ぐため、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンは2005年から全国調査に取り組んでいます。調査には毎年、多くの市民が参加しています。行政や関係事業者に調査の結果を伝え、汚染拡大防止策をとるよう求めています。

また、国連の生物多様性条約・カルタヘナ議定書締約国会議でGMナタネが生物多様性を脅かしている実態を報告し、国際条約での規制強化を働きかけています。このような市民によるGMナタネ自生調査は世界でも珍しく、私たちの調査活動は国際的に高く評価されています。

 

2020年にGMナタネの自生が報告された都道府県

※2020年はコロナ禍の影響で、例年発見されている県の一部で調査ができませんでした。