遺伝子組み換えズッキーニに関する公開質問状への農水省回答

韓国で遺伝子組み換えズッキーニ種子が違法に持ち込まれて流通していたことがわかった事件を受け、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンと日本消費者連盟は、農林水産省に情報を把握しているか質問状を送りました。4月24日に回答が来ましたが、回答内容は把握していないというものでした。日本の農業を守る責任のある官庁として、もっと緊張感を持って業務に当たることを要望します。

質問回答
1、 これまでGMズッキーニに関して輸入時のチェックは行われていたのでしょうか。行っていたとしたら、疑わしい事例はなかったのでしょうか。もし検査を行っていないなら、その理由を教えてください。 農林⽔産省では、カルタヘナ法に基づき令和3年度から⽶国から輸⼊されるペポカボチャ(ズッキーニ等を含む)の栽培⽤種⼦を対象に⽔際検査を実施しております。これまで3件 検査し、違反は確認されていません。 
5、 ズッキーニの種子の検査を行っていますか。行っていたとしたら、疑わしい事例はなかったのでしょうか。
2、 今回の件に関して、韓国政府との間で情報交換などを行いましたか。行っているなら、その内容をお示しください。もし行っていないなら、その理由は何ですか。農林⽔産省は、輸⼊⾷品の安全性審査を担当しておらず把握しておりません。
3、 日本が米国から輸入するズッキーニの量(年間)を教えてください。統計データにおいて「ズッキーニ」は明記されておらず、「野菜(⽣鮮・冷蔵)」の「その 他の野菜」に含まれており、「ズッキーニ」の輸⼊量は把握しておりません。
4、 GMズッキーニは、米国内のどの地域でどれくらいの面積で栽培されているのか把握していますか。どの地域のズッキーニが日本に入っているかもお示しください。把握しておりません。 
6、 日本が米国から輸入するズッキーニの種子の量(年間)を教えてください。貿易統計において「ズッキーニの種⼦」を特定した統計がとられていないため、「ズッキ ーニの種⼦」の輸⼊量は把握しておりません。
7、 米国では2001年から、モザイクウイルス病抵抗性の2種類のGMズッキーニが商品化されています。それらのゲノム情報、食品としての安全審査の内容、環境影響評価を把握していますか。把握していれば、公開して下さい。把握していない場合は、その理由をお示しください。⽶国における⾷⽤、飼料⽤及び栽培⽤としての承認については、USDA 等の HP で公表さ れています。