遺伝子操作ジャガイモについて再度質問いたします

2019年3月18日

日本マクドナルド株式会社
代表取締役社長 サラ L.カサノバ様

遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
代表 天笠啓祐

遺伝子操作ジャガイモについて再度質問いたします

 私たちは、遺伝子組み換え食品に対して疑問をもちできるだけ避けたいと考え、全国の消費者、生産者、流通業者とともに、表示を求める運動など様々な活動を行っている団体です。

 すでにご承知のことと存じますが、厚労省が2017年7月20日に、新しいゲノム編集作物である「RNA干渉ジャガイモ」を安全と評価し、食品として流通することを承認しました。さらにその年の7月27日には農水省がこのジャガイモの飼料としての使用を承認しました。

 このジャガイモは、米国シンプロット社が開発し、すでに米国では栽培され、流通しています。遺伝子の働きを壊し、発がん物質のアクリルアミドを低減するとともに、打撲により黒く変色するのを抑えることを目的に開発されました。しかし、RNA干渉法は、遺伝子の働きを壊すことから、多くの科学者が安全性に疑問を示しています。

 また、このジャガイモは、カルタヘナ法に基づく生物多様性への影響評価が行われていないため、国内での栽培を目指したものではなく、輸入を目的にしています。

貴社には、2017年に、このジャガイモを使用するかを質問しましたところ以下のような回答がありました。

「Simplot社は、日本マクドナルドのサプライヤーの1社ではありますが、この審査の申請はマクドナルドが関係するものではありません。また現在、遺伝子組み換えジャガイモを使用する予定はありません。」

貴社が現在もこのジャガイモに関する姿勢を堅持していると思いますが、再度質問をいたします。

お忙しいところ、申し訳ありませんが、3月29日までにご回答をお願いたします。

1、貴社は、このシンプロット社のRNA干渉ジャガイモを使用していますか。

2、もし使用する場合は、その理由をお答えください。